中二病の問題点
なぜ中二病はばかにされるのか。
それはかじりつきの勉強で真理が分かったと思い込んだり、優越感を得ようとする行為をするからだ。
社会の勉強でアメリカはずるいと思ったり、
ブラックコーヒーを飲んだりする行為なんてこの例に当てはまる。
大人の世界では、中途半端な知識や、優越感を得ようとする行為をする人は食い物にしやすい絶好のカモである。
少年漫画雑誌かなんかのキャッチフレーズに「予測不能のサスペンス」な感じのものがありました。この文章を見て「予測不能なんてあるもんか」と言って手にするのが中二病。大人の世界ではそのサスペンスが予測できるかがどうかはどうでもよく、とにかく読んでくれればいいわけで、そういった点で作者は見事に食い物したと言える。
かじりつきの知識で全てを知ったつもりになる行為はもっと恐ろしい。
エセ科学やオカルトの温床になるからだ。
科学とは、薬や物理法則や物質といった知識の中にはない。予想を立てて、それが本当かどうか調査し、実験し、検証していく行為にある。この場合、マイナスイオンや血液型性格占いはすぐにエセ科学だと理解できる。
結局、われわれは、「自分は不完全で欠陥があるものだ」ということを前提として行動することが自分の身を守るための重要な要素であることを知るべきである。